言語学習バーチャルワールド IMMERSE は、メタバースにおける没入型言語学習のパイオニアとして、温かく活気あるコミュニティを築くことを使命としています。 この使命のもと、IMMERSEチームは過去2か月間で5つのイベントに登壇し、新たなアワードを受賞するなど、非常に実りある活動を展開しています。

9月
1. VR at UARK - フェイエットビル(アーカンソー州)
9月には、アーカンソー大学にて、IMMERSEのリサーチディレクターであるTricia Thrasher博士が、言語学習におけるVRの役割について2日間にわたり講演を行いました。

まず、Thrasher博士は「VR at UARK」イベントの基調講演を務め、キャンパス内のさまざまな学科でVRがどのように活用されているかを紹介するプレゼンテーションを行いました。
その後、WLDH Studioのポッドキャスト収録に参加し、VRを教育に活用することに関心を持ったきっかけや、IMMERSEでの現在の役割を通じてVR・AI・言語教育の研究をリードしていることについてお話ししました。
さらに、教育関連のビデオゲームに関する授業を訪問し、教育学のワークショップでは、今年アーカンソー大学でIMMERSEがどのように活用されるのかについて講演いたしました。

10月
1. Global Tech Awards - EdTech部門

10月、IMMERSEは国際的なアワードプラットフォームであるGlobal Tech Awardsより、テクノロジー業界への優れた貢献が評価され、「2024 Excellence in Educational Technology」賞を受賞いたしました。
この賞はテクノロジー分野での功績を評価するものですが、IMMERSEが真に生み出している価値は、VR技術を通じて生まれる人と人とのつながり です。IMMERSEでは、世界中の言語学習者が没入型のインタラクティブな環境に集い、言語スキルと自信を高めながら、有意義な関係を築いています。

2. Meta Educators Community Summit - メンロパーク(カリフォルニア州)
10月に開催された初の Meta Educators Community Summit では、教育関係者やテクノロジー業界のリーダーが集まり、メタバース技術を通じて教育の未来を再構築することをテーマに議論が行われました。IMMERSEチームと複数のリサーチパートナーもこのイベントに参加し、パネルディスカッションやライトニングトークを実施しました。また、教育関係者にIMMERSEを実際に体験していただき、VRがどれほど深く学習者を教育コンテンツへ没入させるかを実感していただきました。

IMMERSEのリサーチディレクターであるTricia Thrasher博士は、拡張現実(XR)が学習に与える効果に関するパネルディスカッションに参加し、IMMERSEおよび大学のリサーチパートナーが行っている、VRを活用した言語学習の利点に関する研究について発表しました。
また、共同創設者であり成長戦略責任者のChristian Roweは、プロダクト開発と教育関係者の連携に関するパネルに登壇。IMMERSEのプロダクト、リサーチ、教育チームが密接に連携しながら開発を進めていることについて語りました。

また、IMMERSEの大学リサーチパートナー8校がライトニングトークを行い、自校でのVR活用事例を紹介しました。それぞれの発表では、VRを取り入れることで、学生の言語学習をより魅力的で効果的なものにする取り組みが語られました。
3. EDUCAUSE - サンアントニオ(テキサス州)
10月には、IMMERSEチームが EDUCAUSE の「Meta for Education」ブースに出展しました。EDUCAUSEは、高等教育機関に最新の教育技術を導入し、その学習効果を最大限に活かすことを目的に、教育関係者とテクノロジー専門家が集まるイベントです。
IMMERSEチームは「Meta for Education」ブースにて、VRを活用した言語学習の可能性を紹介し、最新の教育技術がどのように学習効果を高めるかを来場者に体験していただきました。

多くの大学がVRラーニングラボを設置し、その活用範囲を広げることで、技術投資のリターンを最大化しようとしています。「Meta for Education」ブースは、教育関係者がこれらのラボを活用して学生の学習成果を向上させる新たな方法を探る場となりました。
IMMERSEは、Oxford Medical Simulation や Engage とともにブースに参加し、IMMERSEチームの Misty Wilson博士, Tricia Thrasher博士, Christina Cavage, Jake Repko が2日間にわたり、VRがより効果的な言語学習にどのように活用できるかを教育関係者に紹介しました。また、高等教育機関向けのパートナーシッププログラムについても議論を交わしました。

11月
1. Meta Educators Community Summit(ロンドン・イギリス)
11月、IMMERSEチームはロンドンへ赴き、Meta Educators Community Summit の第2回目に参加しました。メンロパークでの初回サミットと同様に、Metaは教育関係者とVR開発者を結びつけ、教育におけるVRの可能性を探り、この分野の革新を促進する場を提供しました。

サミットでは、IMMERSEの学習戦略責任者であるMisty Wilson博士が教育におけるAIの役割に関するパネルディスカッションに登壇しました。このパネルには、VictoryXRのCEO Steve Grubbs、ルレオ工科大学の Peter Parnes博士、Campus-XRの創設者 Trevor Benstock が参加し、MetaのEducation & VRディレクター Matthew Sanders がモデレーターを務めました。
Wilson博士は、「AIとVRの融合は必然であり、この2つの技術が組み合わさることで、教育における新たな可能性が広がるという共通認識があった」と語りました。
また、サミットにはThrasher博士も参加し、ヨーロッパの教育関係者に向けてIMMERSEのデモを行い、VRが言語学習の成果を向上させる可能性について紹介しました。

2. TWLTA - ナッシュビル(テネシー州)
Thrasher博士は、テネシー州外国語教師協会(TWLTA)の年次大会で基調講演を務めました。講演を行ったテーマは「Worlds of Wisdom: Honoring the Power of Connection(つながりの力を称える知恵の世界)」で、テネシー州出身のThrasher博士は、言語とVRがどのように人々のつながりやコミュニティの形成を支えているかについてお話ししました。

Thrasher博士は、教育者の視点からIMMERSEの価値と利点についてプレゼンテーションを行い、他の発表者による世界言語教育に関する講演にも参加しました。また、アメリカフランス語教師協会(AATF)のメンバーと昼食を共にし、言語教育者にQuest VRヘッドセットを体験していただく機会を提供しました。これにより、IMMERSEが提供する没入型で文脈に沿った言語学習の効果を実感し、当プラットフォームを通じて人と人とのつながりをどのように支援しているかを体験していただきました。

